支区長挨拶
2025年度~2026年度の東支区の支区長を務めさせていただくことになりました。2年間、精一杯ご奉仕させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は東支区内の浅草教会に遣わされて12年目になりました。これまで支区内の多くの教会と教会の皆さんに支えられ助けられて今日が在ることを改めて感謝申し上げます。コロナ禍を経て、教会の状況も社会環境や私たちの生活も色々変化させられました。しかし、教会は、昨日も今日もいつまでも変わることのない主を見上げて前進しています! 東支区の歩みも、コロナ禍を乗り越えて、再び共に集められる恵みを味わうことができるようになりました。これからも支区内の集会、そこで捧げられる祈りと良い交わりが、互いを元気づけ、勇気づけ、共に主の民として歩む力となりますように…と祈ります。
一つの教会だけの伝道には限界があるでしょう。一つの教会だけで立ち続けていくことにも限界を覚えることがありますね。しかし、教会は「主の教会」である限り、人の思いを超えて!主が立ち続けさせてくださると信じます。 十字架と復活の主が「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。」(ヨハネによる福音書15:12)と命じられた御言葉の通り、互いに祈り合い、お互いを大切にし、励まし合い、助け合いつつ、支区内の50の教会それぞれが、その教会らしさを大切にしつつ、共に一人の救いのために、一人の幸いのために協同してゆけたらどんなにステキなことでしょう! そうして、教会につながる一人一人の救いと幸いが、この世界をもっと良くする第一歩となりますようにと切に祈ります。
2025年5月 主の復活節に…
日本基督教団東京教区東支区支区長
浅草教会牧師 篠田真紀
東支区について
東京教区は、東京都と千葉県をその宣教地域としていますが、そのうち東支区は、千代田区、中央区、台東区、墨田区、江東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区および島しょ部(伊豆諸島)を担う共同体として、他の四支区(西南、南、北、千葉)と共に、東京教区五支区を形成しています。
支区の制度は東京教区のみに定められており、教区の担う教務の多くが支区に委ねられていることが、他の16の教区と違うところです。
東支区の特長は、都心の大規模教会と、下町の小規模教会が共にあることです。都心の教会は交通至便な故に首都圏全体から人々が集います。一方、下町の教会は、地域に根ざし、自転車がズラリと並ぶなど下駄履き感覚で近隣から集う人々が少なくありません。山谷地区での働きもあります。また、伊豆諸島(大島、新島、三宅島、八丈島)の教会の存在は、東支区の福音宣教に豊かさを増し加えています。加えて、教団関係学校として女子学院中学・高等学校があり、附属また関係の幼稚園、保育所、子ども園、福祉施設等を擁する教会もあります。
(記:2024年9月23日 支区長 林 牧人)